中1英語が…..難しすぎる….。

中学1年生の英語の教科書が極めて難易度の高い内容になっています。

小学校で英語を習っているとは言っても、文法的なことをガッツリやるわけでもないですから、文法の授業や英文の仕組みを習うのは実質初めてと言っても過言ではありません。


ルクールの小学生コースではアルファベットの授業を約1ヶ月間行いますが、さすがに中学校ではそんなに時間は取れないですし、小学校で習ったよね?ということが前提になってしまいます。


ゆえに、dogをなぜ「ディーオージー」と読まないのか、なんてことをじっくり丁寧に説明する時間もないですから、単語暗記の際になぞの呪文のような読み方を発明する子がいたり(笑)、アルファベットを正しく理解していれば絶対に起き得ないスペルミスを多発する子がたくさん出てきます。


そして…..
そういった基礎的な基盤がないまま、教科書のProgram1に入ります。


たとえば、You’re just like me.といった表現があるわけですが、子どもたちの頭の中は?????となってしまいます。


justってなに?


likeってなに?


英語を先取りしているものの、理解が曖昧な子だと、なんでbe動詞(are)と一般動詞(like)が一緒に使われているの?


と、いろいろな疑問が頭のなかを駆け巡り、文法の理解どころではなくなります。


ちなみに、この場合のlikeは動詞ではなく「〜のような、〜に似た」という意味の前置詞で使われています。


そしてなんと次の単元は一般動詞!一般動詞としてlikeが出てくるのです!笑


これはもう子どもたちはパニックになります!笑


長年子どもたちを指導する中で、大きく子どもたちが英語への苦手意識を持つタイミングは以下です。


中学1年生→三人称単数現在
一般動詞とbe動詞の違いをなんとか乗り越えた子でも、このタイミングで英語が苦手科目に変わってしまう子は多数います。


中学2年生→不定詞、受動態、現在完了形
いずれも英語独特の考え方を理解しないといけないですから、今まで日本語で全て処理してきた子、暗記に頼ってきた子にとってはかなりハードルの高い単元になります。特に現在完了はイメージさえ掴めれば一瞬で理解できるのですが、日本語で理解しようとすると一気にハードルが上がる単元なのです。


中学3年生→分詞、関係代名詞
こちらも法則と仕組みを知れば、一瞬で理解できる単元なのですが、修飾関係を正しく理解していないと理解が極めて難しい単元となります。


英語は理科や社会などの単元完結の科目ではなく、積み上げの科目なので取りこぼしの発生が早ければ早いほど補填に時間がかかります。



一方で早期から正しい理解のもと、英語学習を進めていければ、語彙力や文法力ともにかなりの武器になります。



ルクールの小学生コースでは、小6は小学校卒業時点で中学2年生までの範囲を、小学5年生は小学校卒業時点で中学校の全範囲を修了するカリキュラムを組んでおります。



大学院で言語学(とりわけ言語の習得について)を専門にしていた小野が責任を持って、英語を得意科目にします!

ぜひお気軽に体験にお越しください!