勉強法や勉強の仕方のその前に….

どうすれば成績が上がるかというのは、子ども、親御さんの関心事としても非常に大きいですよね。



多くの人が勉強法の本や効率的な勉強法を血眼になって探すのですが、私はそれよりも前に目を向けることがあると考えています。


逆説的ではありますが、勉強法の本や効率的な勉強法が活きてくるのは”あること”がクリアできているという前提で初めて成り立つのではないか、と強く思うようになりました。


では、その”あること”とは何か。


それは当たり前のことを当たり前にする、ということです。


当たり前のことといっても、宿題をきちんとする、テストのやり直しをするといった高次の話ではありません。

例えば…

・挨拶をきちんとする

・消しカスをゴミ箱にきちんと捨てる

・椅子をきちんとしまって帰る

・出したもの、使ったものは元通りに戻す

・まっすぐに座って人の話を聞く

などという事です。

そう、小学1年生で習う事です。

そんなこと成績に関係あるの?と思われるかもしれませんが、驚くほどに相関します。

もちろん年間1人くらい、天才型の子で上記に全く当てはまらないけれど、ものすごく成績上位という子はいます。


ただし、これは例外です。本当に(肌感覚で)年に1人くらいです。


当たり前のことができていないということは、勉強においても様々なところに綻びが出ます。


そして「当たり前のこと」の厄介なところは、大人が当たり前だと思っていることが子どもたちにとっては当たり前ではないところにあります。


だからこそ、ルクールではルクールの当たり前基準を伝え続けます。


勉強をすれば世界が広がるのは間違いないですが、広がった先に彼ら、彼女らの活躍の場がないのはあまりにも辛いです。


子どもですから、「一体何回言ったら分かるんだ….」と内心思ってしまう時もありますが(笑)、何回言ったら分かるかの答えはきっと、「分かる時が来るまで」なんだと思います。


ルクールは塾ではありますが、成績を上げるために必要な根本についてもしっかりと指導してまいります。